1996年、母と娘のチームで始まった「甘味茶屋 ぶどうの木」。当時から手づくりにこだわり、自分たちが美味しいと思えるものを提供したいと、和スイーツをベースに幅広いメニューを揃えてきました。 香川県でも正月にしか見かけない「あんもち雑煮」も、年中食べられるように開業当時から定番メニューに取り入れています。当時は、夏でもあんもち雑煮があることに驚かれたりしましたが、帰省などで久しぶりに香川に戻られた方から、「子どもの頃を思い出した」と喜んでいただけたり。今では、ふるさとの味をいつでも楽しめると評判をいただいています。 さぬきに縁がある人も、観光で訪れた方も。ここに来れば、どこか懐かしくて、ほっとできる。レトロでモダンな家具に囲まれながら、ゆったりとした時間が流れ、やさしい甘みがこころに沁みこんでいく。ぶどうの木は、そんな安らぎの場所であり続けたいと思います。